SHIINBLOG

すとふり

独断と偏見の雑記だよ!

赤ちゃんの黄疸の症状は?いつまで続くの?不安でたまらない新生児の黄疸

こんにちは!zaki@neoneet_zakiです。

先日第2子産まれ、無事に退院した我が子なのですが、どうやら「黄疸」の症状が出ているので病院で検査を受けることになりました。

2度検査して、少しづつですが、数値は下がってきているのでおそらくは大丈夫だと思いますが、やはり我が子に「黄疸があります」と言われると心配なものです。

あまりにも気になりすぎて「他のことに頭が回らなくなってしまう」のも困るので、「新生児黄疸」について、調べました。

赤ちゃんの黄疸(新生児黄疸)ってなんなの?

赤ちゃん

産まれてすぐの赤ちゃんは「皮膚や白目が」黄色くにごって見えることがあります。

これは「新生児黄疸」と言って、「血液中のビリルビン」という物質の濃度が高くなると肌や白目が「黄色くにごります」。

おなかの中にいる時の赤ちゃんは胎盤から血液を通してママから栄養や酸素を供給してもらっているのですけど、この方法は普通に呼吸したり、食事を経口で取る行動に比べると物凄く効率が悪い方法なんですね。

でもおなかの中にいる間は呼吸や食事は「ママの血液からもらうしかありません」そこで少しでも吸収効率や運搬効率を上げるために、赤ちゃんは「血液中の赤血球の量を多くすることで対処しているのです。

ということは、「産まれたての赤ちゃんの血液は赤血球が多い状態」なんですね。

そして、ママのおなかの中から出てきた瞬間に肺呼吸に切り替わります。

すると赤血球が分解されていくのですが、その時に「黄色い色素であるビリルビン」が作られるのです。

この黄色い色素のせいで、肌や白目黄色く濁ってしまうのですね。

これが、新生児黄疸の殆どの原因です。

このビリルビンは肝臓を通して、おしっこなどの排泄によって体外に出るのですが、産まれたばかりの赤ちゃんは「肝臓が未発達」のため、ビリルビンが体内に蓄積してしまうのです。

母乳にも「肝臓の働きを鈍くする作用がある」ため黄疸が出やすくなります。

 

赤ちゃんの黄疸って害はないの?

気になる両親

原因とかは置いといて、ご両親がもっとも気になるのは「体に悪影響はないのか?」これに尽きますよね。

で、答えとしましては「殆どの場合は問題ない」です。

絶対とは言えませんよ?ですが、産まれてくる赤ちゃんの9割には程度の差はあれど黄疸の症状は出ます。

なので、「黄疸が出るのは珍しいことではないよ」ってことです。

問題はそれが生理的なものなのか、臓器不全などで病的なものなのかということです。

 

「新生児黄疸」の原因と種類

1.母乳性黄疸

完全母乳で授乳している赤ちゃんの場合生理的な黄疸が落ち着く生後10日前後を過ぎても黄疸が続く場合がよくあります。

母乳ってママの血液から作られているので、端的に言えば「ママの血を飲んでいるような感じです」。

それでね、母乳には肝臓の酵素の働きを弱める女性ホルモンが多く含まれているんです。

だから、完全に母乳しか飲んでいない赤ちゃんは、どうしても肝臓の働きが弱くなってしまうんですよ。

そうするとビリルビンの処理が遅れてどうしても体内に蓄積してしまうのです。

でも、これも徐々に治まっていくのでそこまで過剰に心配する必要はないですよ。

母乳性黄疸なら長くて1か月程で治まっていくのが一般的です。

 

2.先天性胆道閉鎖症による黄疸

先天性胆道閉鎖症(せんてんせいたんどうへいさしょう)による黄疸の可能性もあります。

先天性胆道閉鎖症は生まれつき赤ちゃんの胆道が詰まってしまっている状態です。

胆道(たんどう)は肝臓で作られた胆汁(たんじる)を十二指腸に送る胆汁の通り道です。

ここが詰まってしまうと胆汁がうまく十二指腸に送られず、黄疸が進行することがあります。

黄疸の症状が出て、なおかつ白っぽいうんちが出るようならば、これが原因の場合も多いです。

腹部エコーや血液検査で調べることができます。

もし、「先天性胆道閉鎖症」と診断されたら手術が必要です。

 

3.血液型不適合黄疸

ママと赤ちゃんの血液型が違うことで、新生児黄疸を起こすことがあります。

血液型不適合黄疸と言われ、ママと赤ちゃんの血液型が違うことで、ママの体の中に、赤ちゃんの赤血球への抗体が作られることが原因です。

血液型不適合黄疸は、赤ちゃんがママのお腹の中にいる時からすでに始まっているもので、赤ちゃんの赤血球に対する抗体が胎盤を通じて送られる事で、抗原抗体反応が起きます。

それにより、赤ちゃんの赤血球が破壊されてしまい、出産直後から強い黄疸が発生します。

 

4.最も心配な核黄疸

核黄疸はビリルビンが脳に蓄積される病気です。

これが起きると「脳性麻痺」や「聴覚障害」を起こす可能性があります。

新生児の脳はビリルビンの侵入を防ぐための「血液脳関門」の機能が低いため発生すると言われています。

この血液脳関門は生後10日程で完成すると言われており、それ以前にビリルビンが脳に侵入するかで発生率が変わるようです。

迅速な治療を施さないと、死に至ることもありますので少しでもおかしいなと感じたら病院に連れていきましょう。

 

5.問題のない生理的な黄疸

基本的に赤ちゃんは生後4~7日頃をピークに、血中のビリルビン値が上昇します。

これはごく自然な生理的なものですので、心配する必要はありません。その後自然に新生児の正常値まで下がっていきます。

ですが、ビリルビン値が高い状態から下がらない場合は、治療が必要になってきます。

治療が必要なビリルビン値の基準は、赤ちゃんの出生週数や体重、生後日数により大きく異なるので、一概にこれとは言えません。

出産した産婦人科の先生とよく話し合って決めましょう。

 

新生児黄疸の治療法は?

新生児の治療

光線治療

現在の「新生児黄疸」の治療法は「光線治療」を行うのが一般的です。

この光線治療は、赤ちゃんを裸の状態にし、目をアイマスクで覆い、青っぽい光が出る、保育器の中に24時間寝かせることになります。

基本的に授乳とオムツ交換以外はこの保育器の名で24時間を過ごすことになりますので、両親は心配でしょうが、赤ちゃんのために我慢してください。

24時間後、採血をしてビリルビン値が下がっていれば治療は終了です。

もしこれで、下がらなかった場合は繰り返しこの治療を受けることになりますが、基本的には何度か繰り返していると下がってくるので、安心してください。

交換輸血

あまりにも急激にビリルビン値が上昇した場合や、規定値を大きく超えている時にはこの方法が行われる時もあります。

ですが、これはかなり深刻な状況でなければまず、ありませんので通常の新生児黄疸であれば大丈夫です。

治療が必要な場合、基本的には「光線療法」になります。

 

まとめ

新生児黄疸が出た時にまず重要なのは、それが生理的な黄疸なのか、病的な黄疸なのか見極めることです。

殆どの赤ちゃんに黄疸の症状は出るのですから「黄疸が出た!!やばいよ!!」ってなって取り乱さないように。

とは言え、やはり我が子の健康は何よりも気になるものです。

ですが、産まれた病院で一通り検査はされているはずです。そこで大丈夫と判断されたから一緒にお家に帰ることができたのですよ。

命にかかわる状態なら赤ちゃんはまだ入院しているはずです。

帰ってから黄疸が心配になったのならとりあえず、出産した病院で検査してもらいましょう。

そこでビリルビン値が規定値を超えていれば何かしらの処置がとられるはずです。

規定値というのはあくまでも規定値であって、それが僅かに高いからと言って、いきなり治療になることはありませんよ。

赤ちゃんだって人間ですから当然個人差があります。なので、数値の上下だって様々です。

だから過剰に敏感になるのもわかりますけど、とりあえずお医者さんに見てもらいましょう。

一番危険なのは「自己診断」することですからね。

あなたの赤ちゃんが健康に育ちますように。

おわり!!

 

 

もしお役に立てたり、面白いと感じて頂けたら読者登録お願いします。