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すとふり

独断と偏見の雑記だよ!

【熊本震災】熊本地震を経験して災害グッズの重要性を実感しました。

こんにちは!zaki@neoneet_zakiです。

今更ですが、私の住んでいる熊本は、2016年4月14日に大きな地震に見舞われました。

その時私は家の二階でゲームをしており、こんなことが起きるとは夢にも思っていなかったのは言うまでもありません。

私の住んでいる場所は震源地である益城町から車で20分ほどのところにあり、震度6超えの揺れを体験しました。

今まで震度6・7という地震は経験したことがなかったので、あまりの揺れの強さにパニックになりました。

珍しく大声で家族に怒号を響かせて「早く外に出ろー!!」って怒鳴ってしまいましたからね。

私の部屋はソッコーで色んなものが落ちてきてグチャグチャになってしまいました。

<地震後の私の部屋>

地震で散らかった部屋

棚のものは全て落ちました。これはある程度片付けた後です。

そしてすぐにあたり一帯が停電し、夜中だったため真っ暗闇の中での避難となりかなり手こずりましたね。

幸いだったのは震源地から近いとはいえ、それなりに離れていたことです。

私の住んでいる場所は基本的に地盤が弱いため、直撃していたらかなりの被害だったことでしょう。

震災でわかった人間の無力さ

人間の無力さ

人間は自然の力に対して本当に無力ですね。

というか、誰でも被災する可能性があるのに、「自分だけはそんなことないだろう」とタカをくくっていた自分に腹が立ちます。

今回の震災も常日頃から備えておけば、ここまでパニックにはならなかったと思うのですよ。

大きめのバック一つに「これさえ持って逃げていれば何とかなる」くらいの準備をしておくべきでした。

私は地震が起きてすぐに嫁と子供を避難させました。

ただ、うちにはその時猫が4匹居て、とてもじゃないですが猫をおいて避難するという選択はできませんでした。

猫は地震が来ると同時に物凄い形相で逃げ回り、家の中の至る所に隠れてしまっていたので、私は必死に猫を探していました。

真っ暗闇の中、余震が続く家の中で猫を探し回るのは危険だということは承知していましたけどね。

私の祖父母はそんな私を引き留めていましたが、もし、私が避難してその後家が崩れたら・・・と思うとやはり置いては行けません。

もちろん、世間一般的には人間の家族を最優先するのが当たり前な考えなのでしょう。

でも、私には家族を避難させた後、猫をほっとくという選択はできませんでした。

自分が死んだら誰が家族を守っていくの?なども言われましたが、それでも家族の一員である猫達を守るのも私しかいないのですからね。

こんなことを言うと「はあ?人間の家族が最優先だろ?お前頭湧いてんの?」とか思う方もいるでしょう。

気持ちは凄くわかります。私だって命に優先順位をつけねばならない時があるのは承知しています。

ただ、今の私にはその「命の優先順位をつける」という行動が迅速に下せなかったのは事実です。

まだまだ、未熟な人間ですね。

とりあえず嫁と子供の安全を確保したら、次は猫の安全を!って思考に至ってしまった私は少々ずれているのでしょう。

でも、後悔はしてませんけどね。

そこで一度でもペットを置いて避難してしまったら、次もそのような事をすると思いますし。

そこでその決断をしていたら、私は今後ペットを飼うことはないでしょうから。

人間が勝手な都合でペットを飼っているのに、命の危険が及んだら放置して逃げるのは個人的な意見ですけど勝手すぎやしませんかね。

でも目の前に「死ぬ」という状況が迫らない限り、こんなことを安易に言うべきではないのかもしれません。

「死ぬかもしれない」と「死ぬ」って状況はかなりの差がありますしね。

「死ぬかもしれない」という経験しかしてきていない私が、偉そうに講釈垂れるのはまだまだ早いのかもしれません。

この最初の地震が来て、すぐに私の頭の中で起きた葛藤はこんな感じです。

震災は経験した人にしか怖さは実感できない

震災の怖さ

震災の怖さというのは、経験した人にしか実感できるものではないです。

ニュースなどをみて「うわぁ・・怖いな・・・」って思っているでしょうが、リアルに経験するのと動画や写真で感じることのできる怖さは天と地程の差があります。

私も小学校低学年の頃の「阪神淡路大震災」をニュースで見ていたことは今でも鮮明に覚えていますが、それでも自分が経験するまでは確実に「ナメていました」。

自分とは関係ない遠い世界の出来事のように思っていました。

「まさか自分が巻き込まれることはないだろう」と、そうやってリアルに想像できなかった自分のせいで、今回の震災で慌てる羽目になってしまったのですから自業自得ですね。

そう言えば「震災の怖さを体験しました」的な記事を書くと「いや、あの時の地震に比べたらマシだからな!!」的な事を言ってくる人がいますが、実にくだらないですね。

どの震災が最強とかそんな話をしているわけではないのですから「震災の凄さ比べ」は別の場所でやって欲しいものです。

基本的に被災経験がある人が記事を書くのは「震災の怖さや、備えについて」教えたい人が殆どだと思いますのでね。

震災に備えて日頃から準備しておくべきもの

この記事を見てくださっているアナタは、日頃から震災に対して「何か備え」ていますか。?

おそらく殆どの方はなんの準備もしていないことでしょう。

でもそれが、一般的だと思います。

まさか自分が震災に巻き込まれるなんて思いませんからね。

それに準備しておくといっても、来るかもわからない地震などの災害に対してどの程度まで、準備しておけばいいのかわかりませんしね。

殆どの人間は死ぬまでに深刻な災害に見舞われる確率はかなり低いのですから、あまりにも対策に過剰になるのは「勿体ないこと」でもあります。

で、私が経験してこれだけ準備しておけば何とかなると思った最低限のものをここに書いておきたいと思います。

 

大きめのバック

大きめのバック

このバックに最低限必要になるであろう物を入れておいて、とにかくこれ持って避難すれば死にはしない程度の装備を詰め込んでおくと良いです。

これは避難する時に時間かからないで持って行ける場所に置いておくと良いでしょう。

玄関とか車に常に積んどくとかね。

ぶっちゃけ震度7クラスの地震が来た時は必要なものをゆるりと考えて探している時間はありませんのでね。

誰だってあれも持っていかなきゃ!!これも!!ってなるでしょうが、土壇場でそんなもの探している余裕は確実にないです。

シンプルに生きるために必要なものだけを持って避難しましょう。

それではここからはバックに入れておくべきものを、書いていきますね。

非常用バックに入れておくべきもの

1.ハンディライト(なるべく小さくて丈夫で長持ちするもの)

ライト類は絶対に入れておいた方が良いです。

震度6以上の地震に見舞われた場合、ほぼ確実にあたり一帯が停電すると思います。

それが、昼間であるならばそこまで、問題ではありませんが、夜中に停電した場合は非常に危険です。

避難するだけでかなりの手間がかかりますし、明かりがないというのは人間の不安感を大きくします。

すぐに停電が復旧すれば良いのですが、毎回確実に迅速な復旧が望めるかと言われるとなんの保証もありませんからね。

一応ここに私が実際に買ったハンディライトのリンクを張っておきます。

 

 

過去記事でレビューもしていますので、気になったら覗いてみてください。

neoneetzaki.hatenablog.com

2.非常用水

何はともあれ水分は超重要です。

私の住んでいる地域も断水による水不足が深刻でしたからね・・・

大きな地震の後は断水になる確率が極めて高いため、ある程度用意しておかないと飲み物がない!!といった事態に陥ります。

コンビニなどの商品は一瞬で売り切れてしまうため全くあてにできませんよ。

<震災直後のコンビニの棚>

震災直後のコンビニ

<こちらはパンの棚です>

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ガチでこんな状態になります。

これ私の家から5分くらいのとこのコンビニです。

それに交通機関がマヒして商品の供給ができなくなりますので、しばらく補充されることがないですからね。

お金持ってても買えなければ意味がありませんので、とにかく水は用意しておきましょう。

救援物資が来るのは私のところで、4日程かかりましたから・・・

こちらは7年保存が可能なようなので、コスパ的にはよろしいですね。

 

 

3.食料

あらゆるお店が機能停止しますので、食料もあるにこしたことはありません。

特に小さな子供さんがいらっしゃるお家は、なにか食べさせてあげないと不安でしょうがないですからね。

物資が来るまで持てばいいのですが、自分で用意しておくと尚よいです。

このような保存食がありますので、色々見てみるとよいですよ。

てか、意外と安いんですね。もっと高いのかと思ってました。

 

4.車用充電器

停電してしまうので充電ができなくなります。

今や一人一台はスマホやケータイを持っているでしょうから、充電ができないのはかなり深刻です。

身内の安全確認もできませんからね。

基本的に手動充電式のものか、車のソケットから充電するのがメインになると思われますので、用意しておくに越したことはありません。

こちらは小さくて2台同時に充電できて18か月保証もあるので良さそうです。

 

 

5.常用している薬や救急キットなど

救急キット

持病がある方などは特に深刻ですので、忘れずに持ち出すようにしましょう。

次に薬が手に入るのはいつになるのかわかりませんからね。

怪我したときや避難中に体調が悪くなることもよくありますので、持っていて損はないです。

私の妹はタンスが倒れてきて足を怪我しましたからね。

バックに入れておくと良いものはこのくらいですかね。 次は車に乗せておくと良いものです。

毛布などの体温を保温するものを常に積んでおこう

これは古くなったもので構いませんので、絶対に入れておいた方が良いですよ。

私はたまたま、春先の暖かくなり始めた時期に被災したので良かったのですが、これが真冬だったらと思うとゾッとします。

暑さはまだなんとかなります。水分があれば早々死ぬことはないですからね。

寒さは根性で耐えれるものではないですし、なにより体力の消耗が熱いときの比ではありません。

暑いときは日陰に行けばどうにか涼むことができますが、寒さは日向に行けば大丈夫というものではないです。

特にお年寄りや小さなお子さんがいれば尚のこと深刻な状況になります。古いものでいいので、車に毛布や布団を置いておくといざというときに本当に良かったと思えるはずです。

上に書いたバックとこの毛布さえあれば、1週間程度はどうにでもなります。

とにかく命が最優先ですので、できる限り荷物は少なく、それでいて数日は生きられるという、準備をしておきましょう。

ジャージやスウェットなどの着替えを車に積んでおくとさらに良いですね。

 

車のガソリンは常に満タンにしとく癖をつけといた方がいいよ!

これね、今回かなり切実に感じたことなんですけど、車のガソリンは満タンに入れる癖をつけといた方がいいですマジで。

避難所に入れなくて車の中で数日過ごさなくてはいけない事もありますからね。

そんな時に真夏や真冬ですと、どうしても車のエアコンで、凌ぐしかないですよね・・・

で、地震が起きるとガソリンスタンドは一時的に使用不可になります。

それがどのくらいで解除されるかはその時次第ですから、下手するとガソリンがなくてどうしようもない!!みたいな状態になるんですね。

もし、給油できるようになっても今度はスタンドの渋滞が始まります。

給油するのに何時間待てばいいのでしょうか・・・

なので、できる限り常日頃から「ガソリンは満タンに入れる癖」をつけといた方がいいですよ!!

 

まとめ

とにかく私が震災を体験して伝えたいのは、「誰だって被災する可能性はあるんですよ」ってことです。

その確率はめちゃくちゃ高いものではありませんが、めちゃくちゃ低くくもありません。

で、いざ被災した時に大切な人を、自分を、ペットを守れるのはアナタしかいないんですよね。

学校で経験した避難訓練なんかそこまで意味をなしませんよ?

決して低くはない被災する可能性に、ほんの僅かでも対策しているのとしていないのではかなりの差がでます。

もし、守りたいものがあるなら少しでも準備しておくことをお勧めします。

おわり!!

 

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