「カブトムシ」や「クワガタ」を確実に捕まえるために必要な2つの知識
こんにちは!zaki@neoneet_zakiです。
私はかなりの、「カブトムシ」「クワガタ」好きです。
幼いころはカブトムシを売って小遣いを得ていたくらいですしね。ある程度大人になってからは、繁殖させて、大きな個体を作ることに夢中になっていました。
<去年捕まえたヒラタクワガタ>
当然、カブトムシ、クワガタを採取するために、森の中を駆け回っていましたから、それなりに「捕まえる技術」は持ち合わせております。
夏休みも迫ってきてますし、子供と一緒に、夏の思い出を作るのも悪くないですよ。ですが、森の中は意外と危険がいっぱいです。なので、それなりに準備はして行きたいですよね。
今回は、クワガタ、カブトムシを捕まえたことがない人が確実に捕まえるための知識を書いていきます。
1.まずは道具を準備しよう!!
さて、とりあえず行くと決まったら、最低限必要な装備を揃えましょう。手ぶらでいくと悔しい思いをすることになりますよ。
それだけならまだいいのですが、下手すると怪我に繋がる可能性もありますのでね。殆どの方は、「ガチ」で取りに行くわけではないと思うので、絶対に必須な物だけを上げていきますね。
1.服装は絶対に長袖長ズボン!!
はい、これは絶対に守ってくださいね。なるべく「通気性の良い服装」が望ましいです。森の中は予想以上に「危険がいっぱいです」。
できれば、「軍手と帽子と丈夫な靴」も用意しましょう。間違っても、半袖半ズボンで行かないように。!!
<こんな服装は絶対ダメだよ>
2.虫よけスプレー
これも必須です。虫取りをしている時の蚊の猛攻は半端ではないですよ。私は、何度も忘れて「顔面整形レベルに刺された」のでないと行けません。
3.虫かご
採取したクワガタ、カブトムシを入れねばなりませんのでね。これは虫かごでなくとも「通気性の良い熱がこもりにくいもの」であればなんでもよいですね。
4.15センチくらいの細長くて丈夫な工具
「虫取り網よりも必要なものがこれ」!!クワガタの中には洞「木に空いた穴」の中に好んで生息しているやつらがいます。
こいつらを優しく掻き出す必須アイテム!!、結構な力が掛かりますので、ある程度丈夫な物を持っていきましょう。
先が掻き出せる形状(Uの字など)になっていると最高です。
5.懐中電灯、ペンライト
昼間でもこいつは必要です。森の中って思ってるよりはるかに暗いです。特に夜の採取はないとお手上げですからね。昼間でも洞「木に空いた穴」の中などを見るのに必須です。
なくてもいいけどあると嬉しいもの
1.虫取り網(機動性と等価だが「あればなぁ」と思うことあり)
2.脚立(同上)
これだけあれば、道具に関しては大丈夫です。さて、次はカブトムシ、クワガタが生息する場所を探さなければなりませんね。
2.カブトムシ、クワガタはどこにいるの??
カブトムシやクワガタは日本全国に広く分布しているため、早々取る場所がない、とはならないと思います。
都会に住んでいる人でも、車で30分も離れれば雑木林の一つや二つありますよね。?それでは、カブトムシ、クワガタの採取方法を見ていきましょう。
1.カブトムシ、クワガタの取りやすい季節は??
基本的に、カブトムシやクワガタが採取しやすいのは、「6月~8月」になります。ですが、採取する個体によって最も適切な時期は異なります。
種類に関係なく、採取を楽しみたいのであれば、「7月中旬から8月にかけて」が最も楽に捕まえることができます。
2.どんな木にいるの?見分け方は?
基本的には「樹液の出てるクヌギを探せ!!」これに尽きます。ほかの木にもいることはありますが、クヌギだけ覚えておけば、ほぼ大丈夫です。
「針葉樹は無視です」。「広葉樹」の多い雑木林を探しましょう。広葉樹の中に多少針葉樹が混じっていても大丈夫です。
3.どんな採取方法があるの?各採取法のメリット、デメリット
採取方法は大きく分けて4つ
1.樹液採取
もっともスタンダードかつ楽しい採取方法がこの、「樹液採取」です。基本的に樹液が出ているクヌギを探し、そこに集まってきている、カブトムシ、クワガタを狙います。
メリット ・高確率で一度に数匹のカブトムシ、クワガタが取れる。
・採取の醍醐味を味わえる。
デメリット・危険な虫や生き物と遭遇する可能性がある。
2.トラップ採取
樹液の出ている木が見つからない時に使われる方法ですが、私はあまりお勧めしません。ストッキングなどに醗酵させたバナナなどを入れて木に吊るすのですが、手間の割にはあまり取れませんし、本物の樹液には到底かないません。
メリット ・どうしても樹液が出ている木が見つからない時に使える。
デメリット・手間の割には効果が薄い。
・ストッキングなどの人工物が自然に残されてしまうことがある。(もし、やるなら絶対に回収してください)
3.街灯採取
もっとも簡単かつ軽装備でおこなえる方法です。広葉樹の雑木林沿いの道の街灯や、自動販売機、コンビニなどをめぐって採取を行います。
メリット ・基本的に森の中に入らないので安全に楽しめる。
・時間をかければそれなりの数を捕獲できる。
デメリット・基本的に車などの乗り物が必須。
・樹液採取に比べると効率は悪い。
4.朽ち木採取
この方法は最もクワガタの生態系を脅かす採取法である。(このことを念頭に置いていてほしい)
- 朽ち木採取は、朽ち木をナタやドライバーなどで割り、中にいる幼虫や、成虫、卵を採取する方法です。
ですが、やるべき方法ではありません。この朽ち木というものはクワガタにとって非常に貴重な産卵場所で、この方法を行うと、その産卵場所を一つ破壊してしまうことになります。
朽ち木は非常に長い年月(数十年)かけて自然にできるもので、それを人の手で一瞬で壊してしまうと、新たな朽ち木ができるまで、また数十年かかります。
繰り返せば確実に個体数は減っていくでしょう。私が幼い頃の、オオクワガタブームでは、凄まじい程の乱獲と自然をかえりみない採取法で、多くのクワガタの居場所がうばわれてしまいました。
そのことを踏まえて、この採取法は行うべきではありません。
3.最後に
これで、後は採取しに行くだけですね。
私が子供の頃と比べると、カブトムシやクワガタはずいぶん減りました。
それはやはり人の手によって、住処を追われたからです。このままだと100年後も同じように姿を見ることができるのでしょうか。
できる限り、節度を持って昆虫採取を楽しみましょう。
おわり。