悲報!!私は「バッタに殺されかけた」。バッタミサイルの恐怖!!
こんにちは!zaki@neoneet_zakiです。
アナタは「バッタに殺されかけたことありますか」?。
そう、あの「バッタ」です。
苦手な方はごめんなさい。
私はこのバッタに殺されかけました!!。
死にかけた夏の日
もう、10年近く前の話になるんですが、私は運送のアルバイトをしていました。当時は車の免許も取り立てでして、ルンルン気分でバイトに取り組んでいたんです。
仕事も覚えて、ようやく1人で回れるようになってきた頃に悲劇が訪れました。
都会にお住まいの方にはあまり馴染みがないでしょうけど、田舎道って河川敷が結構ありまして、公道を使うよりショートカットできることが多いんですよ。
こんな感じの道です。
それでね、こんな風に人がよく利用する道は基本的に整備されてるから草も刈れてるし、道も綺麗なんですけど。
普段使われてない道は酷いくらい整備されてなくて草は伸び放題・・・もう対向車すら全く見えないレベルなんですよ。
まあ、地元の人は慣れてるので事故が起きたりは早々ないんですけど、やはりかなり危険な道ではあるんですね。
そんな細道を2トン車で走っていた私・・・まさかこんなことになろうとはね。
バッタミサイルの恐怖
気持ちよく河川敷を鼻歌交じりに走っていた私。その時はもう夏も終盤に差し掛かってはいたのですけど、めちゃくちゃ暑かったんですよ。
かなり古い車でしたのでエアコンも殆ど効きませんし、窓全開で「ヒャッハー」してたんですね。
舗装された道から普段使われていないだろう道に入った瞬間それは起きました。
両サイドの草むらから凄まじい数の「トノサマバッタ」が私のトラックめがけて飛んでくるではありませんか。!!
しかも窓は全開です。当然、車内には数十匹のバッタが侵入してきます。!!車内はバッタ祭り状態!!
もうパニックです。どのくらいパニックかというと、バッタを振り払うのに必死で両手をハンドルから離し、尚且つ目をつぶってジタバタするレベルです。
2、3秒目を離してしまった私はすぐに目を戻します。だが時すでに遅し!!車は崖を滑り降りていきます。
「いや、手離すなよ」って思うでしょ??「無理です!!不意に巨大なバッタ数十匹が運転中に車内に飛び込んできたことありますか!?」
私はクワガタ以外の昆虫は基本的に無理なんですよ!!。
ここからはスローモーションでした。傾いていくトラック。私は死を覚悟しました。
最大のピンチ車は横転!!車内はバッタ祭り!!
無事に横転したトラック、私は我に返りシートベルトを外します。ここが公道なら誰かが気付いて助けてくれたでしょう。
しかし、ここは人けの全くない河川敷、しかも草は伸び放題で2メートル近く育っている状態、誰も気付くはずがありませんよね。
ここで、さらに不幸な事実が発覚します!!。私のトラックは90度の角度で横転してしまったのです。
この90度で横転という状況・・・最悪です!!
これは180度の場合です。
この場合、助手席だろうが、運転席だろうが、どっちからでも出れます。
次に90度の場合。
この場合、片側のドアは地面に面していることになります。なので物理的に地面に面していない助手席から出なければなりませんね。
しかも、私はトラックです!!基本的に前に3人乗れるようになっていますので、横幅がかなり広いです。
さらに重力に思いっきり逆らってドアを開けるしかありません。これが凄まじく重いんです。!!
女性なら詰んでいたかもしれませんね。おまけに車内はバッタ祭り状態!!地獄ですね。
ですが、呑気にしている暇はありません。車からは「シュー」という嫌な音が聞こえます。ここで爆発でもしようものなら私はBBQ状態です。つけ合わせはバッタですね。
全身の力を振り絞って助手席のドアを開けようとする私、これが開きそうで開かない・・・
「そうだ!窓開ければいいじゃん!!」
車が古いこともあって幸運にもパワーウィンドじゃなかったんです。必死でクルクル回す私、そしてなんとか脱出に成功。
体は全身強打していましたが、それよりも今は会社に連絡せねばと電話をする私。
そのあと、現場検証やら、病院やらで中々忙しかったですが、奇跡的に車は何の問題もなく廃車にならずに済みました。
これ以降、私はさらにバッタが嫌いになりました。
皆様も、田舎の河川敷を運転するときは「バッタミサイル」にご注意ください。
おしまい。
もしお役に立てたり、面白いと感じて頂けたら読者登録お願いします。